東南アジア最大級の家具見本市「マレーシア国際家具見本市(MIFF、インフォーマ・マーケッツ主催)」が3月1日、同国首都のクアラルンプールで開幕した。1995年に始まったMIFFは30周年を迎える。世界貿易センタークアラルンプール(WTCKL)とマレーシア国際貿易展示センター(MITEC)の約10万平方㍍・17ホールのスペースに15カ国・地域から714社(前年比6%増)が出展、4日までの4日間で2万人の来場者を見込んでいる。
若手デザイナーの製品を集めた企画展示「xOrdinary」は3年目を迎えた。間もなく過去の出展者を集めたサイトも開設される予定。持続可能性を考えた地球環境にやさしい製品が並んだ。また、会場ではARを駆使した植樹企画も用意された。若手デザイナーのコンペティション「ファニチー・デザイン・コンペティション(FDC)」の結果は3日に発表される。
1日に行われたオープニングセレモニーでMIFF創設者のタン・チンフアット氏は「最初の開催は30年前、今日この場に立てることを幸せに思う。MIFFは最良のマレーシア家具とメーカーの活力に満ちた技術を伝えるショーケースであり続けた」と感慨を込めてあいさつした。