マスターウォールは、2018年秋のプロトタイプの発表から2年かけて 細部調整し完成させた、建築家 押野見 邦英氏デザインの「SL CHAIR (エスエル チェア)」を2021年5月27日(木) に発売いたしました。
マスターウォールでは、「SL CHAIR (エスエル チェア)」発売を記念し、押野見 邦英氏と、開発に携わったデザインチームのインタビューを収録。デザイナーの製品にかける想い、デザインチームが製品開発にかける想い。それぞれの協業で創られるマスターウォールのものづくりをぜひご体感ください。
建築家 押野見 邦英氏 インタビュー
小さいものを愛でる日本文化を取り入れたSmall Luxury のデザインとは。
デザインチーム 藤中 勇人 / 建築家 押野見 邦英氏 インタビュー
SLチェアに携わることで見えてきた“良いもの”を創ることとは。
押野見 邦英氏のこれまでのプロジェクトの中から、「近作をめぐるL M S」として、建築・インテリア・家具の関係性に対する想いについて伺ったロングインタビューも特別収録いたしました。
こちらもぜひご覧くださいませ。
日本人は根付やぐい呑等の小さいが手の込んだものに、豊かさを感じて愛でてきた。 椅子も大きくゆったりとしたもの以外に、小さく軽くて、必要に応じて何処にでも移動できて、ちょっと腰掛けられたり、も のを置けるものがあったら便利だが、それは美しく手触りの良い本物の木材で作られ、小さいながらも凛とした姿のもの が望ましいと思う。
円と直線から構成されるシンプルなデザインながら、ブラックウォールナットやオークの無垢材から作られているので、素材 感に富むが、座の裏側にもこだわったので、製作はシンプルな外見と裏腹に手強く、熟練した木材加工の技量が必要 だった。
勿論ホームユース以外にも、最近のワークプレイスにおいてはCo-Workスペースなどで、ごついオフィス家具に混じって、 こんな木椅子があったら、サイドチェアとして活躍するのではあるまいか。
押野見邦英
一級建築士、芝浦工業大学建築学部客員教授、2001年KAJIMA DESIGNを退職しk/o design studioを主宰、横浜国立大学大学院、東京工業大学等の非常勤講師を歴任。
国内外の建築やインテリアデザインで活躍し、日本建築学会作品選奨、JCDデザイン大賞、グッドデザイン大賞、IF賞、 さらに直近のシルバーマウンテン&レッドクリフ(洗足学園)では東京建築賞、BCS賞、BEST OF YEAR賞(ニューヨーク)等を受賞。