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無垢材家具の選び方: オイル仕上げ vs ウレタン塗装のメリット・デメリット
2023/09/10 00:00

マスターウォールの家具に多く使われる無垢材は、その自然な木目の風合いと耐久性が特徴です。

そんな無垢材家具の仕上げにはオイル仕上げとウレタン塗装が選べ、どちらを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか?

オイル仕上げとウレタン塗装それぞれの特徴とメリット、デメリットとそれぞれのお手入れ方法をまとめました。

無垢材家具の選び方: オイル仕上げ vs ウレタン塗装のメリット・デメリット

オイル仕上げとウレタン塗装のメリットとデメリット

オイル仕上げとウレタン塗装のメリットとデメリット
 

オイル仕上げ

  • 特徴: 植物性のオイルを使用して、木の本来の自然な風合いや質感を活かす方法。
  • メリット:
    塗膜がないため、さらさらとした無垢そのものの手触りの質感を楽しむことができる。
    傷やシミがついても修復や再塗装が容易。
    経年変化により風合いが増していき、使い込む楽しさがある。
  • デメリット:
    水ジミ・油じみができやすい。
    オイルが抜け乾燥するため、定期的なメンテナンスが必要。

    ※マスターウォールのオイル仕上げのテーブルは、ワックス入りのオイルを塗布し表面の汚れをつきにくくする仕上げをしています。

     

ウレタン塗装

  • 特徴: 木の表面をウレタン樹脂塗膜で覆う方法。
  • メリット:
    塗膜があるため水や汚れが染み込みにくい。
    日頃のメンテナンスをしなくて済む。
  • デメリット:
    傷がつくと修復(再塗装)のコストがかかる。
    経年劣化や摩耗による塗膜の剥がれが起こる。
  • オイル仕上げとウレタン塗装の比較

比較表 オイル仕上げ ウレタン塗装

キズ

硬いものの衝撃や引っ掻きでキズがつく 硬いものの衝撃や引っ掻きでキズがつく

水分

染み込みやすくシミになりやすい 染み込みにくくシミがつきにくい

手入れ

乾拭き・硬く絞った布で水拭き 乾拭き・水拭き

アルコール除菌

可(家庭用除菌シートを推奨)

シンナー

不可 不可

アルカリ電解水

不可 不可

修理・修復

研磨・オイルの塗布・専用洗剤・アイロンでへこみの修復 工場での再塗装

オイル仕上げのメンテナンス方法

オイル仕上げのメンテナンス方法

日々のお手入れ:乾拭きもしくは水拭き(固く絞ったふきん)で埃や汚れを拭き取って下さい。
注意:揮発性の溶剤等のご使用は変色やキズの原因になりますので使用しないで下さい。

1年に1回程度を目安に:表面のカサつきを防ぐためオイルを塗り込みます。

5年に1回程度を目安に:汚れを落とすためしっかりやすりがけを行い、オイルとワックスオイルを塗りこんでお手入れします。

マスターウォールでは、オイル仕上げの家具メンテナンスキットをご用意しているほか、店頭でのメンテナンス講習会の開催や、地域限定ではありますが専門スタッフによる訪問メンテナンスを承っております。

ウレタン塗装のお手入れ方法

日々のお手入れ

日々のお手入れ:

  1. ①普段のお手入れは乾拭き、もしくはよく絞った布で拭いて下さい。
  2. ②汚れがひどい場合には、3%ほどに薄めた中性洗剤液に柔らかい布を浸し、よく絞って拭き取ります。その後、水を含ませよく絞った布で拭き、最後に乾いた布で拭いて下さい。

注意:揮発性の溶剤等のご使用は変色やキズの原因になりますので使用しないで下さい。

「100年後のアンティーク家具へ」を実現するのにおすすめなのはオイル仕上げ

オイル仕上げのテーブル「ワイルドウッド」

オイル仕上げは、修復が容易で風合いが増していく仕上げ方法であるため、マスターウォールが目指す「100年後のアンティーク家具へ」のコンセプトに相応しい仕上げです。

マスターウォールはオイル仕上げのテーブル「ワイルドウッド」から始まりました。70年から100年かけて育った木を使ってできる家具を、永く愛着をもって使って欲しいという思いを込めて開発されました。

一方でメンテナンスの手軽さから飲食店舗や公共施設・商業施設などではウレタン塗装をおすすめするケースもあります。

無垢の家具は永く愛着をもって使うことができますが、仕上げに関わらず、長く美しく使う上でメンテナンスが欠かせません。選ぶ仕上げ方法は、家具の置かれる場所や使用頻度、メンテナンスの手間など、さまざまな要因によって異なります。ライフスタイルや好みに合わせて、最適な仕上げを選びましょう。