2023/7/11 更新
2024/11/21 更新
家族団らんの場所になるダイニングテーブル。みんなで集まって食事をするだけでなく、仕事をしたり、子どもが宿題をしたり……様々な用途で使われるからこそ、自分の家族に合ったものを選びたいものです。
ダイニングのテーブルは空間的にも面積が大きいため、お部屋の印象を左右する家具でもあります。ここでは、デザインや家族の人数、ライフスタイルに合わせた選び方のポイントをお伝えします。ぜひ、長く愛用できるダイニングテーブルを見つける参考にしてみてください。
最初に、イメージしているダイニングに合うテーブルの形を考えてみましょう。様々な形がありますが、それぞれ次のような特徴があります。
ダイニングテーブルとして最も一般的な形状で、種類も豊富なのが「長方形」。レイアウトがしやすく、一人あたりの食事スペースを広くとることができます。スタンダードなテーブルを探している人は、まず長方形で選ぶといいでしょう。「正方形」は、スペースに限りがある部屋にも置けて使いやすい形状。2人暮らしや、小さな子どもがいる3人家族などから人気です。
カジュアルな印象を与えてくれるのは、「ラウンド型・楕円型」のダイニングテーブル。囲むように席に着くので全員の顔が見やすく、会話が弾みやすいのが特徴です。詰めて座れば人数が増えても対応しやすいので、友人などをよく招く人に人気。角づけできず、部屋の中央にしか置くことができないため、空間に余裕がある部屋におすすめです。楕円型はラウンド型よりも省スペースで設置できますが、端の部分には物を置きづらく、デッドスペースになってしまうデメリットもあります。
他には、来客時などにテーブルを広げられる「伸張式」と呼ばれるタイプも。このように様々なタイプがありますが、部屋に収まりやすく、場所を有効活用したい場合は長方形や正方形を選ぶ人が多くなっています。
ダイニングテーブルのサイズは、使う人数から算出して選びましょう。一般的に、一人が食事をするのに必要なスペースは「幅60cm×奥行き40cm」。およそ新聞紙を半分に折ったサイズと言われています。これに使う人数を掛けることで、必要なダイニングテーブルのサイズがわかります。
※単位はmm
ただし、これはあくまでも基本的なサイズの話。中央に大皿や鍋を置く場合はもう少し広さが必要ですし、家族の人数だけを考慮すると来客時にスペースが足りなくなってしまいます。そのため、ある程度余裕を持ったサイズを選ぶようにしましょう。理想のサイズが既製品にない場合は、セミオーダーを選択するのも方法の一つです。
また、ダイニングテーブルを選ぶ時はチェアの可動範囲や、生活動線も考慮することが大切。チェアを引いて立ち座りするためにはおおよそ「60~80cm」、座って食事をしている人の後ろを通る時には「90〜110cm」の幅が必要だとされています。
4辺すべてにこのスペースが確保できなくても、1辺を壁につけてお誕生日席を活用する、1辺は立ち座りできるスペースだけを確保するなどの方法もあるので、レイアウトを工夫してみてください。
ダイニングテーブルを選ぶ時、一番悩むのがテーブルの素材と色ではないでしょうか。木、ガラス、スチールなど様々なバリエーションがあり、その印象も千差万別です。
子どもがいるファミリーには、木のダイニングテーブルが選ばれることが多くなっています。ガラスのダイニングテーブルは爽やかでクラシカルな雰囲気ですが、食器とテーブルがぶつかる音が気になったり、重いものを落とした時に部分的に欠けたりすることも。スチールのダイニングテーブルはスタイリッシュな印象がありますが、無機質で部屋全体のトーンと合わせづらく、冬に触ると冷たいというデメリットがあります。使い勝手や部屋との相性を考えると、木のダイニングテーブルがおすすめです。
一言で木と言っても焦げ茶色のウォールナット、やわらかい色味のホワイトオーク、赤みがかったレッドオークなど複数のカラーがありますが、迷った時はまず、床の色とあわせてみましょう。同系色で揃えるだけでなく、床が淡色の場合はあえて濃色のウォールナットを選んで引き立たせるという方法もあります。また、ダイニングに他にも木製の家具がある場合は、色味を揃えると統一感を出すことができます。
縮み杢(チヂミモク) 木目が波状に縮んだ模様 |
小さな節は製品に含まれます |
レッドオークはその名の通りホワイトオークに比べ少し赤味があり、仕上がりに光沢感があるのが特徴です。オークの特徴的な木目がよりはっきりと見え、肌目もホワイトオークに比べると粗くなっているため、アクセントになります。ホワイトオーク同様、真っすぐにのびた木目と、虎斑(とらふ)と呼ばれる虎の斑紋のような模様が現れることが特徴です。衝撃に強く、狂いや歪みが少ないため家具や建材に向いており、世界で愛されている木材です。
トラフ模様 木目を横切る帯状の虎の毛のような斑点模様 |
小さな節は製品に含まれます |
ブラックチェリーは、きめが細かく艶やかな木肌と個性豊かな木目が人々を魅了し、ウォールナットと並び高級家具の材料として古くから使用されてきた高級木材です。最初は淡い琥珀色をしていますが、紫外線に強く反応する木材でその色あいは濃い飴色に変色していきます。他の木材よりも変化が特に早く「使い込むほどに風合いを増す」という無垢材ならではの特性を実感することができます。ガムポケットや筋状の模様が入るのも特徴です。
※使用する環境(陽当たり等)にも左右されますが変色のスピードは他樹種に比べ特に早い材です。
ガムポケット 成長の過程で細胞の隙間に樹脂が溜まってできた黒い斑点 |
経年変化 仕上げ(オイル、ウレタン)に関係なく使い始めた日から飴色に変色していきます |
見過ごされることも多いですが、意外と部屋の印象を左右するのが天板の厚み。このポイントもしっかりと意識してダイニングテーブルを選ぶと、見栄えがワンランクアップします。
天板の厚みは2〜3cm程度が主流です。ただし、部屋が広かったり、一辺が180cmを超えるような大きなものだったりする場合は、もう少し厚い天板を選ぶと重厚感が出てダイニングテーブルが引き立ちます。
天板の厚みは、チェアとのバランスも考慮するのがポイント。線の細いチェアを使っている場合、厚みのある天板だと強弱がつきすぎてアンバランスに見えることもあるので注意が必要です。
ダイニングテーブルの脚も、部屋の印象や使い勝手に影響します。
まず、ダイニングテーブルの高さは、チェアの座面との差が30cmほどだと使いやすいと言われます。それ以下だと座っている時の脚が窮屈になり、それ以上だと食事や作業がしづらくなります。ある程度はクッションなどで調整できますが、合わせるチェアが決まっている場合、チェアの高さとダイニングテーブルの脚の高さを意識して選ぶようにしましょう。
脚の形も、使いやすさと関係しています。スタンダードなのは、4つの角に脚がついているもの。安定感があり、天板に体重をかけても安心です。また、短辺にチェアをセットしても出入りしやすいのがメリットですが、ベンチタイプのチェアを使う場合は出入りしにくくなることがあるので注意。ベンチタイプを使う場合、4つの角より少し内側に脚がついたテーブルを選ぶと使いやすいです。
デザインで個性を出したい時は、2本脚のダイニングテーブルがおすすめ。4本脚より安定感は劣りますが、チェアを大きく引かなくても出入りしやすいというメリットがあります。
ほかには、脚を付け替えて位置を変えたり、座卓にしたりできるダイニングテーブルもあります。長く愛用する中でライフスタイルや使う人数が変わる、チェアを取り替える可能性があるといった人は、応用が利くこのタイプを選ぶのも良いでしょう。
ダイニングテーブルの使い心地を考えた時、「仕上げ」の選び方はとても重要なポイント。主に「ウレタン仕上げ」「オイル仕上げ」の2種類があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
ウレタン仕上げは手入れが簡単なのがメリット。テーブルをウレタン樹脂でコーティングするため水濡れに強く、耐熱性や耐久性に優れたものも多くあります。子どもがいたり、来客が多かったりする家庭には、使用時のストレスが少なく重宝するでしょう。しかし家庭でメンテナンスをするのは難しく、気になる汚れや傷がついた時に落としにくくなっています。
オイル仕上げは、木本来の風合いを生かした質感が魅力。ずっと触っていたくなるようなすべすべとした手触りの良さや木目の美しさは、他の仕上げの方法では出せないものとなっています。水分を吸収するためシミができやすく、直射日光に当たると日焼けもしますが、その分経年変化により味わいが出てくるのが特徴。オイルが乾燥していくため、半年から年に一回オイルを塗りこむなどのメンテナンスが必要ですが、より愛着を持って長く使うことができるでしょう。汚れや傷がついた場合は、ペーパーやすりなどで表面を削ることで、ある程度は落とすことも可能です。
ダイニングテーブルの仕上げは、使いやすさ重視ならウレタン仕上げ、風合い重視ならオイル仕上げという選び方が良いと言えるでしょう。
ダイニングテーブルは頻繁に買い換えるものではないため、現在のライフスタイルに合っているだけでなく、長く使うことを視野に入れて選ぶことが大切です。
ここまでお伝えしてきた選び方のポイントを意識しつつ、「耐久性があるか」「飽きのこないシンプルなデザインか」「修理やパーツ交換はできるか」「脚の位置を変えるなどして、ライフスタイルの変化に対応できるか」といった点を考えながら選べば、数十年にわたって使い続けることもできるはず。たくさんの時間をともにし、経年変化していくダイニングテーブルは、世界で一つの大切な存在になることでしょう。
さらに、購入したダイニングテーブルをリメイクしたり、サイズを小さくしたりできるお店もあります。こうしたサービスを活用すれば、子どもが成長したあとも形を変えて大切に使い続けることができますね。
ここまでの選び方をもとに、タイプ別におすすめのダイニングテーブルを厳選しました。自分のライフスタイルや使う人数に合わせて参考にしてみてください。
■ずっと触れていたくなる手触り!長く使えるシンプルなダイニングテーブル「WILDWOOD DINING TABLE | ワイルドウッド ダイニングテーブル」
シンプルなデザインで、どんな部屋で暮らす人にも選ばれるダイニングテーブル。木目の美しいウォールナットとアイアンフレームという異素材の絶妙な組み合わせが、ダイニングに安定感を与えます。デザインはもちろんですが、丹念に研磨された無垢の天板はずっと触っていたくなるほど魅力的な触り心地。脚の位置を外側に付け替えれば空間を広く使え、6人まで対応できるので、これから家族が増えていく家庭にもおすすめ。子どもが巣立っていったあとは小さなテーブルとベンチにリメイクするのも良いですね。
■来客が多く、大人数でテーブルを囲む家族に「Blueprint N5/2 DINING TABLE | ブループリント エヌニブンノゴ ダイニングテーブル」
「一家団欒」をテーマにデザインされた、ブループリントのN5/2ダイニングテーブル。
四角でもなく、丸でも無い、オーバルタイプとラウンドのテーブルは、直線部分が無い曲線の集まりなので、
輪の様になって座り、「わいわい。」「がやがや」集まれるテーブルに仕上がってます。
4本脚と角がない天板で、来客時や大人数でテーブルを囲んで団らんすることができます。
■【番外編】リビングテーブルを組み合わせると、大人数の来客にも対応できる「HEAVEN LIVING TABLE | ヘヴン(ヘブン) リビングテーブル」
ダイニングテーブルでは対応しきれない大人数の来客があった時のために、こんなリビングテーブルを併用するのもおすすめ。このテーブルはチェアが不要なので人数を限定せず便利です。大人はダイニングテーブル、子どもはリビングテーブルといった使い分けもでき、揃えておくと可能性が広がります。
■家族で向き合い会話を楽しむならラウンド型「RONDE DINING TABLE | ロンド ダイニングテーブル」
安定感のあるラウンド型のテーブル。ラウンド型は全員の顔が見えやすく、会話が弾みやすいメリットがあります。壁づけしづらい、一人あたりのスペースが狭くなるといった注意点はありますが、そのぶんみんなの距離が近くなります。
■雰囲気あるダイニングテーブルを部屋の主役に「Picchio PT4 | ピーティーフォー ダイニングテーブル」
形はシンプルながら、モザイクタイルのように並んだウォールナットが味わい深いダイニングテーブル。端材を接ぎ合わせて作ったという天板は表情豊かで、テーブルをダイニングのアクセントとして選びたいという人におすすめです。
■話題性と遊び心で選ぶならこれ「YU UA1 | ユー ユーエーワン テーブルテニス」
専用の支柱とネットを取り付けると卓球台に早変わりするダイニングテーブル。来客が多い、子どもと遊びたいという人におすすめの遊び心あるテーブルです。支柱とネットを外せばミニマルなダイニングテーブルになるので、普段は普通にテーブルを使いたいという人が選ぶにもぴったりです。
ライフスタイルに合ったダイニングテーブルを探すなら、まずはサイズや質感を店舗で確かめてみるのがおすすめ。中でもマスターウォールはダイニングテーブルを豊富に取り扱っています。
購入した製品の修理も受け付けているので万が一の時にも安心ですし、リメイクもできるので、長く大切に使うためのイメージも膨らむはず。ここで紹介した選び方を参考にしながら、ぜひ店舗で理想のダイニングテーブルを見つけてみてくださいね。
本記事でご紹介したおすすめのダイニングテーブルは、マスターウォールのダイニングテーブルです。
ご紹介した以外にもたくさんのダイニングテーブルを取り扱っています。気になる方にはカタログ(無料)をプレゼント!