外出自粛生活の中で、自宅で仕事をしたり、休日を家の中で過ごしたりする機会が増えた人は多いでしょう。改めて、「家具」の重要性を感じた人も多いのではないでしょうか? お気に入りの家具があると空間が華やぎますし、使い勝手の良い上質な家具は家で過ごす時間を快適にしてくれます。
動画配信サービスやリモート飲み会、読書など、おうち時間を楽しくする方法はたくさんありますが、環境を整えてみるのも大切。中でも、長時間座って過ごすことになる「椅子」にこだわることで、身体への負担を軽減し、リラックスタイムをさらに楽しむことができるはずです。
そこで今回は、自宅でゆっくりくつろぐ時に使いたい、リラックスできる椅子の選び方やおすすめを紹介します。自分に合った座り心地の良い椅子を見つければ、毎日をもっと充実して過ごせるはずです。
くつろぐための一人掛けの椅子は、「リラックスチェア」と呼ばれます。「パーソナルチェア」とも呼ばれ、複数人で使用することが多いソファなどと違い、おひとりお一人の好みに合わせたスペースを確保できるのが特長です。
リラックスチェアは一般的な椅子よりもサイズが大きく、ゆったりと身体を預けられるものが多くなっています。ダイニングチェアやデスクチェアよりも特別感があり、長時間座りながら映画を見たり読書をしたりするのに適した椅子だと言えるでしょう。
持ち運びがしやすい折りたたみタイプ、ぐっすり眠れるリクライニングタイプなど様々な種類がありますが、リラックスしながらおうち時間を楽しむならゆらゆら揺れる「ロッキングチェア」がベスト。背もたれは主にコンパクトな「ローバック」と高さのある「ハイバック」がありますが、よりリラックスできるチェアを選びたいならハイバックがオススメです。首や肩までしっかりと支えてくれるハイバックなら、身体全体を預けることができるので、気がついたら眠っていた...というような極上のリラックスタイムを実現できます。
やはり何よりも重要なのが座り心地ですので、身体を包み込んでくれるような安定感があって、長時間座っていても疲れにくい、クッション性の高い椅子を選ぶようにしましょう。
使う人の身長や体格に合ったものを選ぶことも大切です。小柄な人は座面の位置が高すぎないか、大柄な人は窮屈に感じないかなど、確認しながら選びましょう。
また、リラックスチェアはサイズが大きく存在感があるので、お部屋の印象を左右します。全体のインテリアを考えながら選ぶようにしましょう。さまざまなデザインの椅子が販売されていますが、オーソドックスなデザインのものでもお部屋の雰囲気をがらっと変えてくれます。
デザインを確認するときには「肘掛け」の有無をチェックするのも忘れずに。とにかくリラックスできる椅子を探している場合は、肘掛けがついているものを選ぶのがオススメです。
一般的に、両腕の重さは体重の約16パーセントと言われています。例えば、体重50キロの人であれば8キロになります。「意外と重い!」と思った人も多いのではないでしょうか? そんな両腕を肘掛けに預けられることで、肩への負担を軽減し、ゆったりくつろぐことができ、椅子から楽に立ち上がることもできます。素材の手触りの良さや、手や腕に馴染むほどよいカーブがあるかなどもあわせてチェックしながら選んでみてください。
リラックスチェアを探していると、よく一緒に表示されるのが「オットマン」。主にソファやリラックスチェアなどの椅子と組み合わせ、足置きとして使う家具ですが、「本当に必要?」と感じている人もいるかもしれません。
結論から言えば、リラックスを追求するならオットマンがあったほうがベスト。足を伸ばして心地よい姿勢でくつろげるうえ、足を高い位置でキープできるので、むくみやだるさを改善する効果もあります。
そもそも「オットマン(Ottoman)」とは、「オスマン帝国(現在のトルコ共和国)」を意味する言葉。オスマントルコでは昔から、背もたれのないベンチのような長椅子が使われており、それが18世紀頃にイギリスへと伝来しました。「オスマン帝国風の家具」という意味で「オットマン」という言葉が使われる中で、次第に足置きとしての要素が定着していったそうです。
リラックスチェアにオットマンを取り入れる場合は「セットになっているものを買う」「別々に購入する」の二つの方法がありますが、オススメはセットになっているものを購入すること。デザインが統一されているためコーディネートがしやすく、椅子の高さと合わせて作られているため失敗しないのがポイントです。
オットマンはちょっとした腰掛けや物置きとして使えるのも便利。椅子単体よりも、さらにリラックスして過ごすことができます。
リラックスチェアにはさまざまな種類がありますが、リラックス効果が高く、読書や映画鑑賞などにも使いやすい、汎用性の高い椅子が「ロッキングチェア」です。
4本足の普通の椅子と違い、ロッキングチェアは基本的に脚部がカーブした2枚の板でできているのが特徴。やさしく前後に揺れる、リラックスチェアの代表格です。
海外の映画などに登場する、主人公やその家族がロッキングチェアに座ってくつろいでいる姿が印象に残っている人も多いでしょう。ゆらゆら揺れる優雅な姿は、いかにもリラックスできそうな雰囲気。しかしロッキングチェアは決して雰囲気だけではありません。もたれかかると重心が釣り合うところまで自然に後ろへ傾くことで、もっとも安定する角度で座ることができるんです。これによって体に負担がかからず、心身ともにリラックスできます。
ロッキングチェアは古くは18世紀頃から使用されており、クラシックなものは座面や背もたれも木でできています。格式高く、あたたかみのある木製は魅力的ですが、リラックスして長時間使いたい場合は座面や背もたれにクッションがついているものがオススメです。
また、ロッキングチェアにオットマンを合わせるのもオススメ。背もたれに身を委ねてさらに足も伸ばせば、よりリラックスできるはずです。
そんなリラックス効果抜群のロッキングチェアですが、マスターウォールから紹介したいのが「ハイバックロッキングチェア」です。
「ハイバックロッキングチェア」は、マスターウォールが2020年4月6日に発売したばかりのチェアシリーズ「ブループリントラウンジチェア」の最上級モデルです。落ち着いたオーソドックスな雰囲気のロッキングチェアながら、脚部の美しいカーブなど、細部のデザインには洗練されたこだわりが。クッション性の高いやわらかな背もたれに身体を預ければ、揺りかごのようにやさしく揺れます。自分にとってベストな角度で座ることができるので、身体も心も深くリラックスできるでしょう。
そんな「ハイバックロッキングチェア」をはじめとするマスターウォールの「ブループリントラウンジチェア」シリーズは、どのように誕生したのでしょうか?
実は、もともとこのラウンジチェアシリーズは男性のユーザーのための椅子として開発が進められていました。しかし、男性の体格に合わせて椅子をデザインすると、小柄な女性が座った時にどうしてもサイズが合わず、背もたれとの間に距離ができてしまったのです。
男性向けに作った椅子では、女性がリラックスできない。そうではなくて、誰もがくつろげる椅子が作れないだろうか。その思いから開発が進められ、試行錯誤を重ねた末に、どんな人でも極上の座り心地が体感できる現在の背もたれのクッションにたどり着きました。ハーフダウンの”固すぎず柔らかすぎない背クッション”だからこそ、ゆったりと身体を預けることができ、かつしっかりとバックフレームで支えてくれるという、現在のベストバランスを生み出しました。さらに、クッションだけでなく背もたれのフレームの形状も追求することで、誰にとってもベストなリラックスチェアが完成しました。
そうしてできあがったこのチェアシリーズは、「ブループリント」と名付けられています。ブループリントとは、建築業界などで使われる図面の一種を指します。この図面は「完成予想図」を意味するもので、そこから転じて「詳細な計画を練る」などのような比喩として広く使われる言葉となっています。
お客様が使用するシーンを想像し、使い勝手の良さを追求しながら椅子を作り上げていく。リラックスできる時間を求めて、この椅子に座り疲れを癒す人のことを想像しながら、デザインや素材の試行錯誤を重ねる……。「ブループリント」の名を冠するこのシリーズは、まさにそうして完成予想図に向けて練られたさまざまな計画やアイデアが詰め込まれたチェアになりました。
最高のリラックスタイムを過ごしてもらうために、試行錯誤を重ねて作られた椅子は、「ハイバックロッキングチェア」を筆頭とする8つのプロダクトとして結実しました。そのバリエーションの豊富さが、さまざまなニーズの一つ一つを丁寧に追求したことを物語っています。
「ブループリントラウンジチェア」シリーズは、7種類のチェアと1種類のオットマンによって構成されています。「ハイバックロッキングチェア」の他の椅子も、それぞれの住環境の中で最大限にリラックスできるよう考え抜かれた製品ばかり。そのバリエーションを見てみましょう。
4本脚のチェアと、体重を分散させて畳を傷付けにくい畳擦り仕様のチェアの2パターンが用意されている「ハイバックラウンジチェア」。
どちらも脚部以外は「ハイバックロッキングチェア」と同様のデザインで、手や腕にフィットする滑らかなアーム、ボリューム感あるクッション、しっかりとしたホールド感がある高い背もたれを兼ね備えた、リラックスして過ごすのにぴったりの椅子です。
「ハイバックラウンジチェア」よりも背もたれが低く、すっきりとした印象の椅子が「ローバックラウンジチェア」。背もたれは小さいながらアームやクッションは「ハイバックロッキングチェア」と同素材を使用しており、ハーフダウンを採用したクッションの快適さを堪能できます。
座る際の奥行きが体格によって異なることを考慮し、「ローバックラウンジチェア」は背クッションなしも選択可能。上質な木材を使用した、はしごのようなラダーバックのデザインを存分に楽しむことができ、ゆるくカーブした背もたれが優しく身体をホールドしてくれます。お気に入りのクッションとあわせて使ってもOKで、カスタマイズ性が高く、自分らしくリラックスしたいという人にオススメ。
※ BLUEPRINT | ブループリント ローバック ラウンジチェア(畳擦り仕様)
さまざまな体格の人や使用するシーンを想定して生まれた、バラエティ豊かな「ブループリントラウンジチェア」シリーズ。この中には、あなたのリラックスタイムにぴったりの椅子がきっとあるはず。ぜひ、自分のサイズや用途に合わせたものを探してみてください。
「ハイバックロッキングチェア」と同様、どの椅子も木材やバリエーション豊富な張地の素材を選択することができます。お気に入りのリラックスチェアは愛着をもって長く使いたいもの。マスターウォールでは、万が一壊れた場合の修理やパーツ・メンテナンス用品の販売などを行っており、購入後もしっかりとサポートいたしますので、ご安心ください。
自宅で一人リラックスして過ごす時間は、心と身体を整えるためにとても大切です。その時間をお気に入りの椅子で過ごすことができれば、今まで以上にゆっくりとくつろぐことができるはず。そうしてリフレッシュすれば、仕事や家事・育児にもさらにエネルギッシュに取り組むことができるのではないでしょうか。
ご自宅で過ごす時間が増えているこの機会に、リラックスタイムを充実させるチェアや家具で、毎日を豊かに彩ってみてはいかがですか?
現在マスターウォールでは、ご自宅でPCやスマートフォンを使って受けられるサービスを行っております。家具のご説明やアドバイスを個別でご相談いただけるインテリア相談をはじめ、3Dコーディネート相談、オンラインメンテナンス相談会をご利用いただけます。詳しくは
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