家にいる時間が増えているこの時期、家の中の整理を始めた方も多いのではないでしょうか。特に、クローゼットの中は、忙しいとなかなか手が回らないもの。家の中で過ごす時間が長い今こそ、クローゼットの中を見直し、暮らしを整えてみませんか?
クローゼットの整理と言えば、欠かせないものが「ハンガー」です。みなさんは今、どのようなハンガーをお使いでしょうか。
ひょっとしたら、洋服を購入した際についてきたものや、クリーニングから返ってきたものをそのまま使い回している…という方もいらっしゃるかも知れません。しかしそれでは、クローゼットが乱雑に見える上、せっかくの洋服が型崩れしてしまったり、シワができてしまったりする恐れがあるのです。
そこで、おすすめなのが「木製ハンガー」です。
ひと言でハンガーと言っても、プラスチック製、スチール製、木製など、さまざまな素材があります。中でも「木製ハンガー」は、心地よい木のぬくもりや木の香りが感じられるのはもちろん、“質のよいもの”を選ぶことで、クローゼットの雰囲気をぐっとラグジュアリーに変えることができるのです。お気に入りの洋服をかけるハンガーは、素材はもちろん、素材の“質”にもこだわりたいもの。
今回は、木製ハンガーの魅力や選び方、そして自信を持っておすすめできる商品をご紹介します。
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はじめに、「木製ハンガー」のメリットをご紹介しましょう。
1. 丈夫で長持ち
まず、木製のハンガーは、プラスチック製やスチール製に比べて、丈夫で長持ち。一度質のよいものを購入すれば、長く使うことができます。
2. 洋服が型くずれしにくい
厚みのあるジャケットやコートを、プラスチック製やスチール製の細いハンガーに長時間かけておくと、ハンガーが肩の部分に食い込み、型崩れを起こしてしまいます。一方で、木製ハンガーは、洋服のラインに合わせた厚み、形状にこだわったものが多いので、そのような木製ハンガーを選ぶことで、洋服の型崩れを防ぎ、大切な服をより良い状態で保管することができます。
3. クローゼットに高級感が出る
木製ハンガーを使うと、クローゼットそのものの雰囲気も変わります。例えば、ブランドショップの店内やホテルのクローゼットを思い浮かべてみてください。一流と言われるところほど、上質な木製ハンガーを使っているはずです。
ハンガーは、言わば絵画の“額”のようなもの。同じ絵画でも、額ひとつで大きく見栄えが変わってくるように、洋服も上質な木製ハンガーを使用することで、高級感が出るのです。そして、クローゼットをよりラグジュアリーな空間へと変えることにつながるのです。
4. 洋服を大切にしたくなる
上質な木製ハンガーを使うと、簡易なプラスチック製やスチール製のハンガーにかけている時よりも、不思議と洋服を丁寧に扱おうという気持ちが高まります。特に、お気に入りの服は、着ていない時でもつい眺めたくなるもの。そんな時に、素敵なハンガーとセットならば、気分もますます上がり、より大切にしたくなるでしょう。
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5. リラックス効果が期待でき、暮らしを豊かに彩ってくれる
木製ハンガーが持つ「木のぬくもり」や「木の香り」は、リラックス効果も期待できます。クローゼットを開けるたびに、プラスチック製やスチール製のハンガーにはない“ホッとする瞬間”を体感できるでしょう。普段の生活に“ちょっと良いもの”を取り入れることは、日々の暮らしを豊かにしてくれます。
6. インテリアとしても最適
木製ハンガーが活躍する場は、クローゼットの中だけではありません。質のよい木製ハンガーを、玄関やお部屋のコート掛けに使えば、立派なインテリアの一部に。来客用としても見栄えがよく、おもてなしの気持ちにひと花添えます。
7. 洋服のかけ外しがしやすい
忙しい朝など、ハンガーからスムーズに洋服が取れないと、ついイライラしてしまうことがありませんか?丁寧に作られた木製ハンガーであれば、洋服のカーブに合わせた滑らかな形状や、繊細な仕上げにより、かけ外しもストレスなくスムーズです。
一方でデメリットには、次のようなものがあります。
1. 洗濯物には使用できない
水分に弱いため、洗濯後の濡れた衣類をかけることには向いていません。
2. かさばる
プラスチック製やスチール製に比べて厚みがあるため、クローゼットにたくさんかけるとかさばります。また、他の素材と比べて重さもあるので、木製ハンガーで統一したい場合には、クローゼットの耐荷重にも注意する必要があるでしょう。
3. 価格が高め
プラスチック製やスチール製に比べると、木製ハンガーはどうしても価格が高めになります。しかし、素材や作りがしっかりとしたものであれば、プラスチック製のようにうっかり破損してしまったり、スチール製のように曲がったりすることが少ないため、結果として長く使うことができ、実はリーズナブルだったという場合もあります。
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このように、メリットいっぱいの木製ハンガーですが、どのように選べばよいのでしょうか?
まず、何をかけるのか、用途にあったハンガーを選びましょう。木製ハンガーには主に次の3種類があります。
1. スーツ・ジャケット用
スーツやジャケットなど、「肩」に厚みがある洋服用のハンガーです。洋服の肩のラインに合わせて、肩先は厚く、背中から肩にかけては湾曲した作りになっているので、厚手の洋服の型崩れを防ぎます。
2. シャツ用
ワイシャツやブラウスなど、薄手の洋服を想定したハンガーです。スーツ・ジャケット用よりも薄型で、収納性に優れています。
3. ボトム用
パンツ、スカート用のハンガーです。クリップ式であれば、パンツやスカートを折らずにかけることができるので、シワになりにくいというメリットがあります。
用途にあった木製ハンガーを見つけたら、ハンガーの「サイズ」も忘れずにチェックしましょう。せっかく上質な木製ハンガーを取り入れても、洋服とサイズが合っていないと、型崩れやシワの原因になってしまいます。
サイズを選ぶ際は、「肩幅」「厚み」「肩のライン」に注目しましょう。特に、スーツやジャケットなど厚手のものは、できるだけ人が着ている時と同じ形で収納できるものを選ぶと、お気に入りの洋服をよい状態で保管することができます。
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木製ハンガーは、プラスチック製やスチール製と比べると、洋服のラインに合うように、形状にもこだわって作られているものが多いです。厚みのあるしっかりとした木製ハンガーであれば、立体的な「コート」や「ジャケット」、シワになりやすい「シャツ」との相性は抜群です。
また、ハンガーの肩先に「フロッキー加工」(ハンガーの肩先をベルベットのような布生地に加工すること)を施した木製ハンガーであれば、柔らかく滑りやすいニットのような素材でも、傷つけることなく、高い滑り止め効果が期待できます。
ただ、ニットの場合は、必ずしも木製ハンガーではなくとも、粘性のあるプラスチック樹脂でコーティングされたようなハンガー(いわゆる滑らないハンガー)を選ぶことで、ふっくらと丸みを帯びたニットの形をキープすることができます。
また、木製ハンガーはどうしても厚みが出てしまうもの。もし、木製ハンガーで揃えることでクローゼットがいっぱいになってしまう場合は、洋服によってそれぞれに適したハンガーを使い分けるとよいでしょう。
それでは、ここからは自信を持っておすすめしたい「木製ハンガー」をご紹介します。
マスターウォールが手掛ける「木製ハンガー」は、マスターウォールの家具に使われている木材と同じ、全米広葉樹製材協会が定める規格の最高グレードFAS(First And Seconds)品質のウォールナット材を使用しています。
マスターウォールにとってウォールナット材は、ブランド名の一部にも組み込まれるほど、惚れ込み大切にしている素材。そんなウォールナットの本当の価値をお客様に提供したいと、仕入れの際は北米の工場まで出向き、樹齢80~100年の樹木の中から厳選に厳選を重ねた、世界に誇れる最高品質です。
素材に対する強いこだわりを持ち、家具を作り続けてきたマスターウォールが、木製ハンガーを作ろうと考えた背景には、家具作りの工程におけるある事情と、環境配慮への取り組みがあります。
マスターウォールがこだわり抜いた高品質ウォールナット材で生まれた、オリジナル「木製ハンガー」の仕様や購入方法についてご紹介します。
マスターウォールの家具は、それぞれの部位を1本の木から切り出し、それを加工して作っています。無駄なく切り出しても、家具への加工の工程では、どうしても家具として使用することができない大きさの「端材」が出てしまうものです。実は、家具ブランドであるマスターウォールが、家具と同じ高品質のウォールナット材で「木製ハンガー」を作る理由は、ここにあるのです。
マスターウォールの「木製ハンガー」は、この家具を作る工程でどうしても出てしまう「端材」を再利用して作られています。
「端材」は、これまでも、お客様のDIYの材料として再利用していただこうと、工場やショールームで自由にお持ち帰りいただいたり、オンラインショップでの販売を行ってきたりしました。長い年月をかけて育った貴重な木材を、プロダクトとして余すことなく隅々まで使いたい――そんなマスターウォールの想いが、究極の「木製ハンガー」を生み出しました。
マスターウォールでは、ウォールナット材以外の素材を使用した家具も扱っていますが、「木製ハンガー」に使用しているのは、ウォールナット材のみ。一般的な木製ハンガーにはブナ材(ビーチ材)のものが多い中、ウォールナットの美しい木肌と重厚な色味が堪能できるものは、なかなかありません。中央に刻印されたゴールドのロゴもよいアクセントとなり、高級感あふれる木製ハンガーに仕上がりました。
端材を再利用することで森林保全に貢献しながら、家具に使用されるものと同じ高品質なウォールナット材を使うという贅沢さを見事に実現させたのが、マスターウォールの「木製ハンガー」なのです。
「マスターウォール」を手掛ける「株式会社アカセ木工」は、1961年創業の老舗家具メーカーです。創業当時は、婚礼家具の「桐箪笥」を手掛けていましたが、時代の流れとともに、婚礼家具以外の家具作りへと舵を切ることに。そして今は、親子3代、4代と長く使える桐箪笥のように、マスターウォールの家具も100年後の人たちにも愛着を持って使ってもらいたいと「100年後のアンティーク家具へ」をコンセプトに、品質にこだわり抜いた家具を作り続けています。
そんな家具メーカーの老舗であるアカセ木工が、「木製ハンガー」の製作を依頼したのが、ハンガーづくりの老舗メーカーである「中田ハンガー(中田工芸株式会社)」です。
中田ハンガーは、兵庫県豊岡市に本社を置く、1946年創業の国内唯一の木製ハンガーの専門メーカーです。ハンガーには、プラスチック製、スチール製などさまざまな素材があるなか、中田ハンガーは創業以来一貫して「木製ハンガー」にこだわってきました。
人間一人ひとりに個性があるように、木にも個性がある――。木材は、風合いや木の目、節、向きなど、どれひとつとっても同じものはありません。中田ハンガーの職人は、木の個性を見極め生かしながら、創業以来、手作業で一本一本仕上げてきました。こうして出来上がった木製ハンガーは、洋服を美しく保つための形状、丸みなど、細かいフォルムにもこだわった究極の一本。一流アパレルブランドやホテルでも多く使用されるなど、匠の技が生み出す国産ハンガーとして、絶大な信頼を得ています。
また、中田ハンガーのこだわりは、品質だけではありません。環境への取り組みにも力を入れています。マスターウォール同様、ハンガーに加工する際に出た端材から、さらに小さいハンガーを作ったり、さらにその端材からクラフト素材を作ったり。それでも出てしまった端材は、おがくずとともに燃やし、工場のエネルギー源として使用するなど、自然のめぐみを余すことなく活用することで、環境にも配慮したものづくりを続けています。
マスターウォールの「木製ハンガー」は、そんな長年に渡って技術を磨き、さらには森林保全や環境にも配慮してものづくりを続ける、中田ハンガーとのコラボレーションで生まれたのです。
ここからは、木製ハンガーにこだわりたいおしゃれな方におすすめしたい、クローゼットで大活躍のアイテムをご紹介します。
ハンガーと同じウォールナット材のハンガーラックです。シンプルな直線のデザインで、どんなお部屋にもよく馴染み、オリジナルハンガーと合わせてディスプレイすれば、いつものお部屋がワンランク上のラグジュアリーな空間に。
土台にスチールを使ったコートハンガー。
丸い土台に取り外し可能な枝を差し込み、コートや帽子などを掛けてお使いいただけます。すっきりとしたデザインは、空間のアクセントにもなります。
ホールやリビング、ベッドサイドなど様々な場所でお使いいただけるハンガーラック。
服を掛けるだけでなく、棚にカバンや小物も置けるので、一日のコーディネートをトータルで収納することが可能です。
お気に入りの一着を飾って眺められるハンガーラックとの声を反映してデザインされたアイテムです。
3タイプの中で一番収納力があり、開き具合も自由に変えられるため、お部屋の隅に配置することも可能です。
グリーンをフックでかけてディスプレイしたり、空間のアクセントとして楽しめるマルチラックです。
家は疲れた体を癒やし、また次の日からの鋭気を養う大切な場所です。疲れたな…と思ったら、ぜひクローセットにも上質な木製アイテムを取り入れてみることをおすすめします。使うたびに木のぬくもりを感じられるのはもちろん、その場にあるだけで絵になるような、オシャレなインテリアとしても楽しめることでしょう。
ご自宅で過ごす時間が長い今だからこそ、少しでも心地よく過ごせる住まいづくりに、ぜひマスターウォールのオンラインショップをご活用ください。