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匠工芸
つくっているのは、心地です。

木そのものに熱感はない。だけど、ぬくもりと称される。
北海道を意識せずとも、北海道らしいと評される。
人の手が感じられる、人間くささがある、とも言われる。

匠工芸は、職人集団。 つくっているのは、イスやテーブルだ。
だけどほんとうは、 その先に伝わる「心地」をつくっている。
座り心地、触り心地、使い心地、部屋におけるたたずまい。
そんな「心地」にこそ、きっと職人の心が宿る。 人は家具に触れて、自然の優しさを連想する。
家具を使いながら、大地の匂いを感じる。

これからも、この環境でこの思いで、家具をつくろう。
わたしたちには、それしかできない。 不器用なまでにそれを極めていくことが、 匠工芸の生きていく道なんだ。

大雪山がきょうも、
わたしたちの営みを見守ってくれている。


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