scene:遅れて祝う重陽の節句
久しぶりに私の両親を招いて、酷暑の乗り切りを労う。
子どもたちはそれぞれ忙しく、話のネタも少なくなった。
サンマが高くなった、残暑がこたえる、なんて話ばかりしていると、
「あなたもすっかりこちら側ね」と笑う母。
材料:4人分
◯作り方
さんまは頭を落として内臓を包丁の先で押さえて取り、3等分に切る。
取りきれなかった内臓があればきれいに取り、
菜箸で腹骨の上をこすりながら水の中で血あいを取って
きれいに洗って水気をふく。
鍋にAを入れて中火にかけ煮たったらさんま、梅干しをちぎって入れる。
キッチンペーパー(リードが便利)のところどころに
ハサミで切れ目を入れてさんまの上にかぶせて落とし蓋にし、
ふたをして常にふつふつとさせながら弱火で10分ほど煮る。
かぼちゃは一口大に切る。
Bを鍋に入れてかぼちゃを皮目を下にして入れ中火にかける。
煮たったらキッチンペーパーをかぶせてふたをして弱火で7-8分煮る。
(竹串でやわらかくなったか確認してください)
そのままふたをして10分ほどおいて味をしみこませる。
冬瓜は小さめの一口大に切る。
鍋に湯を沸かし塩を少し、冬瓜を入れてやわらかくなるまで5-6分茹でて水気を切る。
鍋にだし汁を入れて煮立て、薄口しょうゆ、塩を加えて混ぜ、2を加えてひと煮する。
器に盛って菊の花びらをちらす。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、つるむらさきを3-4回に分けて
根本から入れて色よく茹でてざるに取り出して冷ます。
1を3cm長さに切ってボウルに入れ、Bを加えて混ぜる。
季節感を大切においしく作るために手間を惜しまないレシピから時短レシピ、健康に配慮した作りやすいレシピまで幅広くこなす。スープ作りはライフワーク。ヒューストン、ロンドン(米国、英国)に8年間在住し訪れた国は20カ国以上。その経験から海外の料理、食材にも精通する。道の駅やスーパー巡りが趣味。
「くつろぐ場として自由気ままに使うことができ、
時間を忘れてゆっくり過ごす」
CHILL(チル)シリーズは家族が集い、語らう食事の場をもっとゆったりと過ごせる環境を作り出します。
今日も34度か〜。そろそろ秋を迎えに行かないと。秋刀魚には梅、思いやりを感じる今回の献立に沿うセレクトです。
重陽の節句は菊の節句とも呼ばれますので、菊にまつわる夏の残り香を最後から二曲目に。
これで一気にこのプレイリストにも季節の風が。
これだから、ストーリーを読み解いて組むプレイリストは好きなのです。私もベテランと呼ばれるまで、この仕事を続けていこう。
インスタグラムとテレビ番組を中心に、アカデミックに音楽と付き合ってきた経験を生かし、
国境も時代もジャンルもぱっと飛び越え、あなたに寄り添う音楽を紹介しています。
“音楽のある生活”をぜひお楽しみください。